ALLIGATORの歩み

1847年
マーガレットシュタイフは7月24日にウルムから近いギーンゲン・アン・デア・ブレンツで生まれる。1歳6ヶ月で、脊髄性小児麻痺にかかり、残りの人生を車椅子で生活することを余儀なくされる。しかし、多くの困難があったにもかかわらず、マーガレットシュタイフは訓練を受け、仕立屋になる。
1877年
フェルト製の洋服店を開き、そこでマーガレットシュタイフは手縫いの服や家庭用品を販売する。
1880年
有限会社マーガレット・シュタイフ(Margarete Steiff GmbH)を設立。シュタイフアニマル、ピンクッション用のフェルト製の象が誕生し、動物のぬいぐるみとして、子供たちの間で急速に人気を博す。
1919年
有限会社マーガレット・シュタイフの金属旋削加工店が自転車のバルブ製作に着手。コスト管理と品質の向上によって、ドイツのタイヤ産業への販売に成功。特にコンチネンタルと協働により成長軌道に乗る。
1921年
アリゲーター・ベンティルファブリック(ALLIGATOR Ventilfabrik)が独立。バルブコア、自転車バルブ、自動車およびオートバイバルブを製造。安定した経営の基、製品ラインナップは拡大を続ける。世界的な経済危機にもかかわらず、技術革新と高品質により、売上高は増加。
1926年
商標ALLIGAROを登録。 特許化された自転車用のALLIGAROバルブピン「楽々充填(Easy pump)」の販売を開始。
1930年
世界中にいる何百万ものサイクリストが現在高く評価するALLIGARO-Blitzventilの先駆けとなる。
1931年
Erste Hanauer Prazisions Schrauben- und Fassondrehereiをハナウに設立。タイヤバルブ製造のコンセプトを打ち立て、タイヤバルブ製造の基礎を敷く。
1939年
ミュールハイムに移転。
1948年
アリゲーター独自の加硫部門の運営を開始。ゴムベースバルブ製造のため、エラストマー加工のノウハウを開発し、1950年代初頭、チューブレスタイヤ用のスナップインバルブの開発・製造に着手。
1955年
スナップイン製品の最初の図面を公開。最初の金型図面であり、標準的なスペックシートの出現となる。Erste Hanauer Prazisionsschraubenfabrik Wilhelm Fritz KGを商業登記。
1956年
最初のスナップインバルブを、EHA ベンティルファブリック(EHA Ventilfabrik)で設計、製造。当時は独特な手法であったゴムでコーティングするプロセスを考案。真鍮部品は、結合材を使わずにゴムでコーティングされる混合ゴムが使用され、新たに開発されたガルバニック(化学的)前処理方法によりゴムと金属の良い結合状態を保つことが可能となる。
1959年
EHA Ventilfabrik Wilhelm Fritz KGを商業登記。
1964年
有限会社アリゲーター・ベンティルファブリック(ALLIGATOR Ventilfabrik GmbH)が法的に独立。
1966年
輸出率が45%に達し、バルブビジネスは国際的なビジネスとなる。
1968年
バルブメーカーのストミル(STOMIL)をポズナン近くのシロダ・ヴィエルコポルスカ(ポーランド)に設立。
1975年
EHAベンティルファブリックの輸出が60カ国、70%におよぶ。
1989年
タイヤ空気圧監視システム用部品の開発に着手。
1997年
ストミル(STOMIL)に少数株主出資(マイノリティ出資)。自動車およびSUVのエアサスペンション用チェックバルブ開発に着手。
1998年
アリゲーターがEHA-Ventilfabrik Wilhelm Fritz GmbH & Co. KGを買収。
2000年
ストミルを全面的に買収。
2003年
EHAベンティルファブリックを有限会社アリゲーター・ベンティルファブリックに吸収合併。
2005年
さらなる成長の拠点として、ポーランドのネクラに新たな製造工場を購入。ALLIGATOR Asia-Pacific Co., Ltd. 設立。
2007年
ALLIGATOR Asia-Pacific上海事務所開設。
2008年
ALLIGATOR JAPAN株式会社設立。
2009年
プログラム化可能の完成システム、ALLIGATOR sens.itR PKWの開発開始。
2010年
北アメリカでのsens.itR市場導入開始。
2012年
ヨーロッパでのsens.itR市場導入開始。
2013年
二つ目の製造拠点がSTOMILで開設される。
2013年
STOMILがALLIGATOR Polska Sp.z.o.o.となる。